• その昔、神は風に乗ってやってくると信じられていました。
    カサカサと木の葉が音を立てる。
  • するとそこには目に見えない何かが訪れたというシルシだった。
    「訪れ」、それは「音連れ」でもあったのです。
  • 風にもその時々の表情があることをご存知でしたか。
    足下の石と石が擦れ合う音を聞いたことがありますか?
  • 刻一刻と変わっていく空の色をゆったりとながめたことがありますか。